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老人性難聴とは?
「老人性難聴(加齢性難聴)」とは、耳の老化によりだんだんと音が聞こえなくなる難聴です。
いわゆる、「耳が遠くなる」状態です。
早い人では40代から症状が聞こえにくさがあらわれ、65~74歳では3人に1人、75歳以上では約半数の人が聞こえにくさを実感します。
難聴は、単に聞こえが悪くなるだけでなく認知症の危険因子のひとつとして、WHO(世界保健機関)(※1)や厚生労働省(※2)が警鐘を鳴らしています。
(※1)認知機能低下および認知症のリスク低減|WHOガイドライン(※2)認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)|厚生労働省
こちらでは、老人性難聴の症状や生活するうえでの注意点、補聴器に有用性についてご紹介いたします。
老人性難聴の症状や原因
何が原因で老人性難聴は発症するのか、また、発症するとどんな症状や行動が増えるのかをご説明いたします。
老人性難聴の原因
老人性難聴の主な原因は、耳の
(※3)この有毛細胞は、加齢や騒音の影響などで傷つき、壊れてしまうと、音を感じ取りにくくなり、難聴を引き起こします。
一旦壊れてしまった有毛細胞は、元には戻りません。
(※3)引用:有毛細胞(ゆうもうさいぼう)|厚生労働省 e-ヘルスネット(2018年07月30日)
老人性難聴の症状
老人性難聴になると、以下のような症状や行動が目立つようになります。
ご本人はもちろん、ご家族の方も該当するものがないかどうか、客観的に観察してみてください。
- 「えっ?」と聞き返すことが多くなった
- 複数人の会話についていけない
- テレビやラジオの音が異常に大きい
- 玄関の呼出音に気付かない
- 家電製品のアラームに気付かない
- 早口で話すと理解できない
- 後ろから話しかけたとき返事がない
- 普段付き合わない人と会話しなくなった
- 大勢の会話に参加しなくなってきた
老人性難聴の注意点
「老人性難聴かな?」と思い当たる節があった場合、どうすればいいのでしょうか。
老人性難聴になったら医者に診てもらうべき?
難聴が疑われる場合は、早期に耳鼻科咽喉を受診してください。
その理由は、以下の3点です。
- 耳の病気が原因かもしれないから
- 補聴器が必要かどうか教えてくれるから
- 単なる耳垢のつまりだけなのかもしれないから
耳の病気が原因かもしれないから
耳が遠くなったのではなく、突発性難聴や中耳炎、音響障害(大きな音で耳が傷つく疾患)などの病気が原因の可能性も考えられます。
その場合は、早期に適切な治療をすることで、聴力の回復が期待できます。
補聴器が必要かどうか教えてくれるから
耳鼻咽喉科では聴力検査をすることができます。
ここで現在の聴力を調べてもらえます。
これで難聴かどうか、補聴器が必要かどうかを判断してくれます。
軽度難聴の場合には、補聴器の必要がないと診断する場合もあります。
単なる耳垢のつまりだけなのかもしれないから
高齢者は耳垢が溜まりやすく、年齢とともに
耳垢栓塞の割合 | ||
---|---|---|
右耳 | 左耳 | |
50代 | 6% | 4% |
60代 | 6% | 5% |
70代 | 15% | 9% |
80代 | 21% | 13% |
耳垢の除去は立派な医療行為です。
保険も適用されますので、少なくとも1年に1回は受診しましょう。
どういう生活をすべき?
老人性難聴と診断されたら、なるべく進行を遅らせるようにしたいものです。
それには、以下の点に注意して生活することが大切です。
- 大きな音を聞かない
- 耳に良い栄養素を摂り入れる
- 適度な運動を行う
- 規則正しい睡眠をする
- 補聴器の積極的活用
より詳しく知りたい方は、「老人性難聴は改善できるのか? 症状・原因・予防・対処法を解説」の記事をご覧ください。
補聴器が有効な理由
老人性難聴と診断されたら適切に対処することが大切ですが、そのうちのひとつが補聴器の使用です。
補聴器を装着することで適切な「聞こえ」を維持し、ご家族や友人とのコミュニケーションを楽しみながら脳を活性化することで、認知症を予防したり、発症・進行を遅らせたりすることも期待できます。
聞こえが良くなる
難聴が引き起こすのは認知症だけではありません。
ご近所さん、お友達との会話が少なくなると、やがて孤独を好むようになる、気分が落ち込んで何もする気になれないなど、抑うつ状態に陥る可能性が高くなります。
生活に彩りがなくなるだけでなく、転倒しやすい、知識力が低下しやすいなど、注意力や反射行動にも変化があらわれる可能性もあります。
認知症対策になる
認知症は本人だけの問題ではありません。
もちろん一番つらいのはご本人ですが、ご家族にも精神的・経済的負担を課すことになります。
補聴器を装着することで適切な「聞こえ」を維持し、ご家族や友人とのコミュニケーションを楽しみながら脳を活性化することで、認知症を予防したり、発症・進行を遅らせたりすると考えられています。
補聴器と認知症について詳しく知りたい方は、「補聴器が難聴と認知症に与える影響」の記事をご覧ください。
補聴器を使うにあたっての注意点
もし補聴器の使用を検討するのであれば、いくつかの注意点を知る必要があります。
それは、以下の点です。
- 補聴器の聞こえに慣れるまでに、数カ月から半年はかかる
- 補聴器を使えば昔のような聞こえに戻るわけではない
- 補聴器は5年ごとに買い替えが必要と心得ておく
補聴器の注意点について詳しく知りたい方は、「補聴器について勘違いや誤解をしていること」、または、「補聴器が聞こえづらい!? 補聴器の聞こえはトレーニングが必要です」の記事をご覧ください。
補聴器の価格や補助金について
補聴器を購入する場合、どのくらいの予算が必要なのか。
また、補助金等などについてご紹介いたします。
価格
補聴器は、購入場所によって価格が異なります。
店頭型の場合、片耳で約5~50万。
通販型の場合、片耳で約2~10万円ほどとなります。
店舗型補聴器は片耳で約15万円が平均購入金額といわれています。
補聴器の価格について詳しく知りたい方は、「補聴器の価格表【すぐ知りたい人向け】」の記事をご覧ください。
補聴器の値段が高い理由
補聴器(特に店舗型補聴器)が高いのは、定期的な調整やメンテナンスなどの技術料も含んでいるためです。
具体的には、購入後の聴力に合わせた音量調節や補聴器のクリーニングなどといった、アフターサービスの料金です。
また、補聴器は5年度ごとに買い替えをする心づもりが必要です。
詳しくは、「補聴器の値段が高い理由 ~知らないと損する!?補聴器選びの新常識~」の記事をご覧ください。
補助金
補聴器には、いくつかの補助金があります。
また、自治体によっても補聴器の購入補助をしてくれるところがあります。
詳しくは、下記の記事をご覧いただくか、お住いの自治体にお問い合わせください。
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