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補聴器について勘違いや誤解をしていること
「補聴器を使うと聴力が徐々に落ちる」
「補聴器はとても高い」
などという話を聞いたことはありませんか。
これらはすべてが間違いです。
こちらの記事では補聴器に関して、多くの方が勘違いや誤解していること、または、知らなかった補聴器の常識をまとめてみました。
補聴器の使用を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
誤解その1:補聴器を使い始めると聴力は悪化していく?
補聴器を正しく使って難聴が悪化するケースは非常に稀です。
そればかりか、補聴器を早めに使うことで、難聴の進行を遅らせたり緩やかにしたりなど、いい結果になると考えられています。
難聴を放っておくと聴覚刺激の少ない暮らしになるので、脳の聞く力は徐々に衰えます。ところが、補聴器を通じて聴覚に刺激を与え始めると脳は再び活発に動き始めます。その結果、難聴の進行を遅らせることが期待できるのです。
こちらについてより詳しく知りたい方は、「【疑問解決】補聴器を着けると耳が悪くなる?」の記事をご覧ください。
誤解その2:補聴器は、本格的に聞こえが悪くなってから使い始めたほうがいい?
補聴器はなるべく早くから使い始めてください。
補聴器を使い始めるのは早ければ早いほど、また、難聴度も軽ければ軽いほどよいといわれています。
ある程度、若いうち、かつ、軽度の難聴時から補聴器を着けている人のほうが、高齢になって初めて着けた人に比べて、同じ聴力でもよく聞き取れる傾向にあります。
聞こえがよくなると、趣味や習い事を積極的にこなしたり、家族や友人とのコミュニケーションが増えたりするなど、補聴器による利点を体感しやすくなります。
誤解その3:補聴器はとても高額
補聴器は片耳約2万円から購入できます。
補聴器は店舗型と通販型に分類できます。
店舗型なら片耳約5万円から、通販型なら片耳約2万円から購入できます。
ご自身にあった補聴器を選ぶようにしましょう。まだ難聴度合いがそれほど高くなく、入門用補聴器としてなら通販型がおすすめです。
誤解その4:高額な補聴器ほど聞き取りやすい?
聞こえ具合は、補聴器が自分に合うかどうかで決まります。
補聴器は高ければ高いほど聞き取りやすい、という訳ではありません。
使う場所と頻度、自分に合うかどうかで聞こえ具合は変わります。安価なものでも基本性能は十分ですので、自分に合った補聴器を使えば聞き取りやすさはあがります。
誤解その5:補聴器は何十年も使える?
補聴器の耐用年数は5年前後といわれています。
使用頻度やケアによって使える年数は変わりますが、大切なことは一度買ったら終わりではない、ということです。5年ごとの買い替えを想定したうえで補聴器を選びましょう。
誤解その6:悪いほうの耳(片耳)だけに補聴器を装着すればいい?
補聴器は両耳装着が基本です。
そもそも耳は、左右同時に働くことで脳の聞く機能を助け、音がどこから来るのかを聞き分けています。
そのため、両耳で補聴器を装用するのが基本で、その効果は次の通りです。
- 音の方向感がわかる
- 言葉の聞き取りの改善
- 疲れにくい
- 耳鳴り抑制
各メーカーも両耳装着を推奨しています。なるべく両耳装着をしましょう。
誤解その7:補聴器を使えば昔のような聞こえに戻る?
残念ながらそれは叶いません。
補聴器を着けると、雑音が聞こえたり、こもったような音がしたりと、補聴器独特の聞こえに違和感を覚えます。人によってはこの違和感に嫌気がさして使うのをやめてしまうかもしれません。
しかし、使い続けるうちに不要な音は聞き流せるようになっていきます。
誤解その8:補聴器を使えばすぐに聞こえるようになる?
補聴器は聞くためのトレーニング期間が必要です。
補聴器独特の聞こえに慣れるまでの期間は人によって異なりますが、数カ月から半年といったところでしょうか。
年齢が若いうちに使い始めれば聞くためのトレーニング期間も短くてすむ傾向にあります。逆に、高齢になってから使い始めると慣れるまで時間がかかり、人によっては補聴器を使わなくなってしまうケースもあります。
誤解その9:補聴器を使いたいから早速買ってみる
購入前に必ず耳鼻咽喉科(補聴器相談医)を受診するようにしてください。
もしかしたら、難聴の原因が単なる耳垢のつまりかもしれませんし、中耳炎にかかっていて治療が必要な状況かもしれません。
専門医に診てもらってから購入するかどうか判断しても遅くありません。
耳鼻咽喉科(補聴器相談医)は全国にありますので、こちらから調べてください。
お近くの耳鼻咽喉科(補聴器相談医)を探す|(一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
誤解その10:補聴器を使えば認知症の改善に効果がある?
残念ながら補聴器に認知症を改善させる効果はありません。
改善効果は認められていませんが、補聴器を着けて、脳の働きが衰えないようにすることで、間接的に認知機能の維持が期待できます。
難聴は認知症の危険因子として知られています。難聴のまま過ごしていると、会話・コミュニケーションが少なくなり、脳の働きが衰えてきます。こうしたことで認知症は加速していくので、補聴器を着けて活発なコミュニケーションを取り、社会とのつながりを保つことが大切です。
誤解その11:補聴器を使わなくても別に困らない
自分は困りませんが、周囲の人が困る可能性があります
聞こえが悪いのに補聴器を使わないでいると、何度も聞き返したり呼んでも返事がなかったりするので、周囲に負担がかかります。
また、認知症の危険因子として知られているのは前述の通り。万が一、認知症が加速していくと難聴以上に周囲には負担がかかることを忘れないでください。
いかがでしたでしょうか。
補聴器に関して多くの方が勘違いや誤解していること。
または、知らなかった補聴器の常識をまとめてみました。
他にもそうしたケースがありましたら、今後も追記していきます。
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