【疑問解決】安い補聴器と高い補聴器の違いとは?

2023年6月2日金曜日

はじめて

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当コラムは1982年創業、補聴器を販売して25年以上のインペリアル・エンタープライズ株式会社によるものです。補聴器の通販サイト「聞こえタウン」が運営するこちらのコラムは、初めて補聴器を購入される方・ご検討される方向けに、補聴器関連情報を分かりやすくお伝えいたします。 ショッピングサイトはこちらから

はじめに

高い補聴器と安い補聴器のイメージ写真

補聴器の値段を調べたとき、数千円から数十万とピンキリなのに驚きます。
こちらでは、安い補聴器と高い補聴器の違いについて詳しくご説明します。

これから補聴器を探そうとしている方は、本記事を読んで参考にしてください。
なお、補聴器を購入するにあたって、前もって知っておきたい注意点があります。

  • 補聴器は両耳装着が基本
  • 補聴器の耐用年数は5年
  • 補聴器の聞こえに慣れるまで数ヵ月かかる

そちらから簡単にご説明します。

補聴器は両耳装着が基本

どの補聴器メーカーも、補聴器の両耳装着を推奨しています。
理由としては、以下の通りです。

  • 両耳ともに聞こえは悪くなっている
  • 片耳だけ補聴器を装着すると脳が衰えやすくなる
  • 音の方向感覚が分かりやすい
  • 言葉が聞き取りやすくなる

つまり、購入する際には2台分(両耳分)の予算を考える必要があります。

両耳装着についてより詳しく知りたい方は、「補聴器を片耳だけ使ってもいい? 両耳装着をする理由とは?」の記事をご覧ください。

補聴器の耐用年数は5年

両耳を5年ごとに買い替えているイラスト

補聴器は、法律により耐用年数が5年と決められています。
つまり、5年ごとに買い替えの準備をする必要があります。

もちろん、メンテナンスしながら5年以上使い続けている人も多いですが、5年を超えると故障した段階で新規購入の必要が高まります。

より詳しく知りたい方は、「補聴器の買い替え時期に適切なタイミングについて」の記事をご覧ください。

補聴器の聞こえに慣れるまで数ヵ月かかる

補聴器を着ければ難聴以前の聞こえに戻るかというと、残念ながらそうではありません。
また、補聴器を使って快適な聞こえを得るためには、数ヵ月のトレーニングが必要となります。

どんなに高額で性能のいい補聴器でも、使い始めは「聞き取りづらく、不快」です。

より詳しく知りたい方は、「補聴器が聞こえづらい!? 補聴器の聞こえはトレーニングが必要です」の記事をご覧ください。

安い補聴器、実は集音器かもしれません

補聴器と集音器の比較イラスト。詳細は後述。

インターネットなどで時々見かける数千円台の補聴器。
実は、「集音器」や「助聴器」と呼ばれるものかもしれません。

集音器は補聴器と似て非なるもので、外見だけではプロでも判断がつきません。

補聴器は難聴者向けに作られた医療機器であるのに対して、集音器は健聴者で聞こえを良くしたい人に向けた「音響機器」や「家電」といった雑貨に該当します。

集音器は安くて手軽に聞こえにくさをサポートするので便利ですが、使い方を誤ると耳の健康を害するリスクがあります。
補聴器は出力制限といって大きな音を抑制する機能が義務付けられているのに対して、集音器はそういった義務がないからです。

集音器と補聴器の簡単な見分け方として、補聴器は消費税がかからない非課税対象品であるのに対し、集音器は消費税がかかります。
また、医療機器の表記があるかないかでも判断できます。

より詳しく知りたい方は、「「補聴器と集音器の違いって何?」を分かりやすく解説」の記事もご覧ください。

店舗型補聴器と通販型補聴器での違い

お店で補聴器を購入している人と、通販で補聴器を購入している人の写真

補聴器は大きく分けて2種類あります。
購入者が直接お店に出向いて購入する「店舗型」と、カタログやインターネット、テレビなどを介して購入する「通販型」です。

これらは単に購入場所の違いだけではなく、機種や性能、アフターフォローといった面でも異なります。

店舗型 通販型
価格の目安(片耳) 5万~50万円 2万~10万円
販売方法 対面販売 非対面
個々人の調整 あり なし
アフターフォロー あり 保証のみ
医療控除 (※)可能 なし
※2023年5月時点

通販型が店舗型に比べて安いのは、機能を極力単純化しているためです。
そのため、個々人の耳に合わせた調整やアフターフォローといったサービスがありません。

通販型は、軽度難聴者や初めて補聴器を着ける人、補聴器の聞こえ方や使い方、性能についてある程度まで妥協できる人に向いています。

それだけでなく、補聴器は両耳装着が基本で、かつ、5年ごとに買い替える準備が必要でなので、予算を抑えたい人には購入のハードルが下がります。

どちらが自分に合っているか、事前によく検討することをおすすめいたします。

詳しく知りたい方は、「【徹底比較】通販型補聴器と店舗型補聴器の違い」の記事もご覧ください。

搭載されている機能の違い

上記以外にも、機能の有無で価格差が生じます。
近年に発売された補聴器は非常に性能がアップしており、どのメーカーも付加価値や利便性を追求するためにさまざまな機能を搭載しています。

例えば、以下のような機能が実装されています。
機能が多ければ多いほど、値段も高くなります。

それ以外にも、デザイン性の高いものも価格に反映されます。

ワイヤレス充電機能 / チャンネル数(調整のきめ細やかさ) / 雑音抑制機能 / ハウリングの抑制機能 / 指向性機能 / 環境適応機能 / イヤホン兼用機能 / 衝撃音抑制機能 / 風雑音抑制機能 / 反響音抑制機能 / AI機能 / 外国語の翻訳機能 / Eメール受信のお知らせ機能 / インターホンとの連携機能 / 補聴器を探す機能 / 転倒検出通知機能 / 社会交流度合いの検出機能 / 故障の有無を検出する機能 / 会話を文字起こしする機能 / オンラインの音量調節 / 聴力チェック機能 等々。

価格帯別の性能や特徴について

こちらでは、実際に販売されている補聴器の性能や特徴について、価格帯別にご紹介します。
補聴器の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

2万~5万の通販型補聴器

通信販売もしくは家電量販店などで販売されている補聴器です。
機能や性能を単純化したことで非常に安価に購入することができます。

店舗で購入するのと違い、個々の耳に合わせた調整サービス、アフターフォローはなどありません。
その代わり、両耳分を買い替えるときの予算がもっとも少なく済み、別の機種を欲しくなっても買い替えやすいなどのメリットがあります。
このあたりを割り切れれば、便利に使えるかもしれません。

店舗型補聴器が高くて買えない方、補聴器に満点を求めない方、入門用補聴器を求めている方にとっては、おすすめの機種となります。

購入に際しての注意点

音量調節や日々のメンテナンスなどは自分で行う必要があります。
また、個々の耳に合わせた細かな調節ができませんので、そういった点を理解する必要があります。

10万円以下の店舗型補聴器

店舗で販売されている廉価版の補聴器です。
機能や性能は必要最低限といったものが多く、店舗でおすすめされることは稀です。

個々の耳に合わせた調整サービス、アフターフォローは行ってくれますが、補聴器自体の性能は高くなく、通販型と同程度の機能しかありません。

静かな環境で使いたい人、個々の耳に合わせた調整をしたいが予算は可能な限り抑えたい人、難聴度合いの軽い人、自分ですべてをやるには心もとない人などにおすすめです。

20万~30万の店舗型補聴器

店舗で販売されている補聴器で、購入する人がもっとも多いタイプです。
いわゆる標準モデルとされており、特別な事情がなければ補聴器を初めて購入する人にまっ先に紹介されます。

個々の耳に合わせた調整サービス、アフターフォローはもちろん、補聴器自体の性能も廉価版に比べてアップしているので、デメリットもほとんどなく万人が使いやすくなっています。

このクラスであれば、仕事、旅行、会食、ショッピングなどでも問題なく使えます。

ただし、以下の点について注意が必要です。

  • 使ってみたら自分に合う機種ではなかった
  • 無理して購入したら5年後に両耳分を買い替えるお金がなかった

50万以上の店舗型補聴器

各メーカーの最上位機種にあたる補聴器です。
音質の良さはピカイチで、補聴器の性能限界を形にしたといっても過言ではありません。

ただし、人によっては身に余る機能や使いこなせない機能も出てきます。

このクラスの補聴器は、特定の機能がどうしても必要な人やお金に余裕がある人、何台も補聴器を使っていて自分に合う機種がどういったものかを熟知している人におすすめです。

自分に合った補聴器の選び方とは

「安い補聴器と高い補聴器の違い」について解説しました。

記事タイトルの通り価格面から補聴器の特徴をご紹介してきましたが、もっとも適切な補聴器の選び方は、価格が高いものを選ぶのではなく「自分に合う補聴器を選ぶ」ことです。

補聴器は高ければ高いほど聞き取りやすい、というわけではありません。
使う場所と頻度、自分に合うかどうかで聞こえ具合は変わります。

通販型でも基本性能は十分に有効です。
安い、高いといった価格面はいったん無視して、本当に自分に必要なのはどのタイプなのかをしっかりと見極めて、最後に予算に見合う補聴器を選ぶようにしましょう。

補聴器の選び方について詳しく知りたい方は、「補聴器の選び方 ~種類や特徴など初心者でも分かる超簡単解説~」の記事もご覧ください。

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