補聴器はいつから(何歳から)着け始めるべきか

2021年3月26日金曜日

はじめて 補聴器

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当コラムは1982年創業、補聴器を販売して25年以上のインペリアル・エンタープライズ株式会社によるものです。補聴器の通販サイト「聞こえタウン」が運営するこちらのコラムは、初めて補聴器を購入される方・ご検討される方向けに、補聴器関連情報を分かりやすくお伝えいたします。 ショッピングサイトはこちらから

補聴器はいつから着け始めるべきか

  • あるご家庭では、補聴器を着けたくない母と着けてほしい娘が口げんかをしていて、家族関係がギスギスしています
  • あるサラリーマンは、補聴器を着けるかどうかで悩んでいて、結論を出せないままここ数年をモヤモヤとした気持ちで過ごしています。

こちらの記事では「補聴器はいつから使い始めるべきか」「何歳から使い始めるべきか」についてお答えいたします。

また、補聴器を使うには何から始めればいいのか。
そんな疑問にもお答えいたします。

補聴器を始めるタイミング

難聴で聞こえにくいので、えっ?と聞き返している女性の写真

補聴器を使い始めるタイミングはズバリ

「聞こえがよくないな」

と感じたら、です。

補聴器はできるだけ若い年齢から使い始めた方がよい、といわれています。
どうして早くに使い始める方がよいのでしょうか。

早くから補聴器を使うと脳が慣れる

お孫さんと楽しく会話して脳が活性化している女性の写真

補聴器に慣れるまでは数カ月のトレーニングが必要だからです。

トレーニングとは、

  1. 補聴器の操作に慣れること
  2. 補聴器の聞こえに慣れること

です。

特に、2.補聴器の聞こえに慣れること は、なるべく若い年齢のうちに体得するのがよいといわれています。

ある程度、若いうち、かつ、軽度の難聴から補聴器を着けている人のほうが、高齢になって初めて着けた人に比べて、同じ聴力でもよく聞き取れる傾向にあります。

補聴器は音を大きくするために様々な処理を施すので、自然の音に比べると違和感があります。
この違和感に早く順応するには、年齢が若いほうがいいのです。

脳が補聴器の聞き取りに慣れるからです。

補聴器が聞きやすくなって喜んでいる女性のイラスト

脳が聞き取りに慣れるとどうなる?

補聴器を使い始めると想像していたよりも聞き取りづらく、こもったような音が聞こえます。

人によっては「雑音が多い」と感じたり、あるいは「自分の声が響いて聞こえるのが嫌」と感じたりするでしょう。

初めて補聴器を着ける不安からか、不満に感じることに意識が向いてしまいます。

しかし、補聴器を使い続けているうちに、聞き取り能力が鍛えられ、不満に思っていた補聴器特有の音が、いつしか気にならなくなります。

補聴器に慣れないと、不満を感じ続けながら使うことになるので、補聴器の着用がわずらわしくなり、

  • 人に着用を知られるのが嫌
  • デザインが好みではない
  • 片耳は聞こえるから必要ない

など理由をつけて着用を拒むようになります。

補聴器は早くから慣れてしまえば何てことはありません。

早くから補聴器を使い始めるのはとても有意義なことで、補聴器を着けたことによる利点も体感しやすくなります。

補聴器を使うことによるメリット

パソコンを一緒に見ながら夫婦で会話を楽しんでいる様子

補聴器に慣れると、テレビの声がハッキリと聞こえるので今まで以上に楽しめます。

バラエティー番組では声を出して一緒に笑い、歌番組では知っているメロディーを口ずさみます。
映画や演劇などのエンターテインメントが好きな人は、鑑賞のため積極的に外へ出掛けるようになります。
ご家族の方やご近所さんとの会話でコミュニケーションを深めれば、生活も色づき始めます。

働いている人であれば、補聴器を着けていないときに比べて仕事での優位性が増すそうです。

一般的に補聴器は、生活の質(QOL)を向上させ、睡眠の質を高めるなど、様々な方面に好影響を及ぼすといわれています。

補聴器を買う前にするべきこと

実際に、補聴器を使うには何から始めればよいのでしょうか。

補聴器を購入する前に、お近くの耳鼻咽喉科(補聴器相談医)で受診してください。
耳鼻咽喉科(補聴器相談医)は全国にありますので、こちらから調べてください。

お近くの耳鼻咽喉科(補聴器相談医)を探す|(一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会

初診のときは受付で、「(聞こえが悪くなってきたので)補聴器の必要があるかどうか調べてほしい」と言えば大丈夫です。

専門医が補聴器の必要があるかどうかのアドバイスをしてくれます。

耳鼻科で難聴と診断され、補聴器の使用をすすめられたら、自分に合う補聴器を探す段階です。

補聴器の購入については、よろしければ下記の記事をご覧ください。

補聴器を着けたがらない日本人

日本人の補聴器使用率は欧米人と比較してかなり低いといわれています。

補聴器に抵抗を感じる方が多いのが実情で、ご高齢の方ほど「年寄りだと思われたくない」「まだそんな年齢ではない」「聞こえが悪くてもそれほど困ってない」と考えている方が多いようです。

補聴器はメガネと一緒です。

視力が悪ければメガネをかけるように、「聞こえが悪ければ補聴器を着けてみる」という軽い気持ちで使い始めてみてはどうでしょうか。

常日頃から補聴器を着ける必要はありません。

テレビを見るとき、電話をかけるとき、スーパーに買い物に出掛けるときなど、わずかな時間から始めるだけでも十分です。

トレーニングをするつもりで補聴器に慣れておけば、本当に必要なときにすぐ使い始めることができます。

難聴は認知症の発症要因のひとつ

厚生労働省が2015年に策定した『認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)』において、認知症の危険因子のひとつに難聴があげられています。

加齢、遺伝性のもの、高血圧、糖尿病、喫煙、頭部外傷、難聴等が認知症の危険因子とされている。


引用:厚生労働省 認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)

難聴になると認知症になるわけではありませんが、難聴によるコミュニケーションの低下や社会との関わりが減ると、認知機能に影響を及ぼす可能性が指摘されています。

また、別のデータでは認知症の1/3は予防することができるといわれています。

そのためにするべきことが、

  • 「社会的交流を保つ」
  • 「脳を刺激する活動を行う」
  • 「運動をする」
  • 「栄養バランスのいい食事」

の4つで、そのうち「社会的交流を保つ」では会話をすることの重要性が分かると思います。

難聴を放置すると認知症のリスクを高めてしまう危険がりますが、普段の何気ない会話が認知症の予防に有効だということも覚えておきましょう。

そのために補聴器の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

ご家族に難聴の方がいる場合

とはいえ、冒頭で紹介した母娘の場合では、お母様が補聴器を着けようと思ってくれるまでゆっくりと時間をかけることも大切です。
こうした場合には、少しずつ補聴器に対する意欲を強めてあげてください。

ご本人が補聴器に前向きではない場合、いくら補聴器を使っても拒否反応が強まる一方だからです。

一緒に耳鼻科に付き添ってあげて先生からのアドバイスを聞いてあげたり、聞こえがよくなると日常がより楽しくなることを伝えたりしながら、ご家族様に寄り添ってサポートすることで、補聴器に対する意識が少しずつ変わるかもしれません。

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