補聴器が外れやすいときに確認すべきポイント

2023年2月24日金曜日

補聴器雑学

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当コラムは1982年創業、補聴器を販売して25年以上のインペリアル・エンタープライズ株式会社によるものです。補聴器の通販サイト「聞こえタウン」が運営するこちらのコラムは、初めて補聴器を購入される方・ご検討される方向けに、補聴器関連情報を分かりやすくお伝えいたします。 ショッピングサイトはこちらから

はじめに

補聴器が外れるので着けなおしているいる男性の写真

補聴器を着けていても、ふいにポロっと外れる……。
どんなに入れ方を工夫しても、なかなかフィットしてくれない……。

もしかしたら、補聴器の着け方などに問題があるのかもしれません。

こちらでは、補聴器が外れやすいという方に向けて、確認すべきポイントをご紹介いたします。

補聴器が外れやすいときに確認したいこと

補聴器は、しっかりと耳にフィットするように設計されています。
なので、補聴器が装着できないのは、いくつかの原因が考えられます。

こちらでは、補聴器のタイプごとに対処法をご紹介します。

耳かけ型補聴器が外れるとき

耳かけ型補聴器を着けている男性の写真

耳かけ型補聴器の確認ポイントは、耳栓がしっかりと耳の中に入っているかどうかです。
耳栓が大きくて入らない、または、小さくてすぐ抜けてしまう場合は、耳栓のサイズを適正なものに替える必要があります。

また、補聴器本体と耳栓をつなぐチューブが長すぎたり、短すぎたりすることが原因かもしれません。
その場合も、チューブを適切な長さかどうかも確認してください。

スポーツロックを搭載した耳かけ型補聴器(RIC)

耳かけ型補聴器(RIC)についているスポーツロックの写真。スポーツロックの詳細は後述。

耳かけ型補聴器は、機種によって「スポーツロック」が付いているものもあります。
補聴器が外れて困る場合は、スポーツロックを搭載した補聴器を使うという手もあります。

スポーツロックは、耳の中で補聴器の固定を補助する役割があり、補聴器が耳から外れるのを防いでくれます。
スポーツロックが搭載できるのは、一般的に外耳道内レシーバータイプ(RIC)と呼ばれる小型の耳かけ型補聴器に限られます。

外耳道内レシーバータイプ(RIC)については、「【耳かけ型補聴器】特徴(メリット・デメリット)」の記事内でもご紹介しています。

耳あな型補聴器が外れるとき

耳あな型補聴器を装着している女性の写真

耳あな型補聴器の確認ポイントも、耳栓がしっかりと耳の中に入っているかどうかです。
耳栓が大きくて入らない、または、小さくてすぐ抜けてしまう場合は、耳栓のサイズを適正なものに替える必要があります。

よくありがちなのは、耳栓のサイズは合っているものの、音がこもるのを防ごうとして耳穴に補聴器をしっかりと入れていないケースです。
この場合は、「ハウリング」というピーピー音も発生しやすくなりますので注意が必要です。

ハウリングやその対処法について詳しく知りたい方は、「補聴器からハウリング(ピーピー音)が出る原因と対処法」の記事をご覧ください。

それでも補聴器が外れる場合は耳穴の小ささが原因かも

耳の穴の形は一人ひとり異なりますが、補聴器メーカーは多くの耳型をリサーチして万人に合うような耳栓を作っています。
しかし、それでも既製の耳栓では合わないという方が一定数いらっしゃいます。

特に、耳穴が小さい人は、既製品が合わない傾向にあります。
その場合は、以下のような対処法が考えられます。

  • オーダーメイドを試す
  • 新しい耳栓または補聴器を購入する
  • スポーツロック付きの補聴器を購入する
  • 紛失防止用チェーンで一時的に対処する

順に説明します。

オーダーメイドを試す

既製品で合わない場合は、自分の耳の形に合った耳栓を作ることをおすすめします。
この場合、割高になってしまいますがフィット感は既製品とは比べものになりません。

店舗で販売する耳あな型補聴器の場合は、ほとんどがオーダーメイドとなります。
そして、オーダーメイドの補聴器は、買い取ることが条件(製作後のキャンセル不可)となっているのが一般的です。

詳しく知りたい方は、信頼できる補聴器販売店にご相談ください。

下記に、耳あな型補聴器を無料または有償レンタルができるお店をご紹介しています。
こちらも参考にしてください。

新しい耳栓または補聴器を購入する

5年以上経過した補聴器を使っている場合、経年変化で耳栓が変形してしまっている可能性があります。
その場合は、耳栓を新しくするか、補聴器を買い替えた方がいいかもしれません。

スポーツロック付きの耳かけ型補聴器を購入する

スポーツロック式を試すのも解決策のひとつです。
スポーツロック付の耳かけ型補聴器は、外耳道内レシーバータイプ(RIC)に搭載されています。

詳しく知りたい方は、信頼できる補聴器販売店にご相談ください。

紛失防止用チェーンで一時的に対処する

消極的な対処法ですが、補聴器が耳から外れるのは諦めて紛失だけは避けるという方法です。
そのためには、紛失防止用チェーンの使用がおすすめです。

紛失防止用チェーンは、通販で探すか、お近くの補聴器にご相談ください。

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