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はじめに
補聴器を購入する前に、確認したい重要項目があります。
それが「
禁忌8項目に該当する人は、事前に耳鼻咽喉科(補聴器相談医)の診察を受けるようにすすめられています。
- 耳の手術を受けたことがある
- 最近3カ月以内に耳漏があった
- 最近2カ月以内に聴力が低下した
- 最近1カ月以内に急に耳鳴りが大きくなった
- 外耳道に痛みまたは、かゆみがある
- 耳垢が多くたまっている
- 聴力測定の結果、平均聴力の左右差が25dB以上ある
- 聴力測定の結果、500、1000、2000Hzの聴力に20dB以上の気骨導差がある
引用:禁忌8項目|(公財)テクノエイド協会
これは、補聴器を使用しても問題ないか、優先すべき治療がないかなど、使用者の耳の健康を考えて作られた業界の自主基準です。
なぜ、この確認が必要なのか、内容を解説しながらその理由をご紹介します。
用語解説:禁忌とは
医薬品や医療機器の添付文書に記載されている項目のひとつで、悪影響をおよぼしてしまう可能性のある疾患、症状、性別、年齢などへの使用を避けることを指す用語です。
補聴器の禁忌8項目について解説
禁忌8項目は、補聴器の使用よりも先に診断と治療が必要かどうかを確認するのが目的です。
ひとつでも当てはまるのであれば、まずはお近くの耳鼻咽喉科(補聴器相談医)の診察を受けてください。
お近くの補聴器相談医を探す|(一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
耳の手術を受けたことがある
術後の耳は刺激に弱く、耳垢が溜まる、耳だれがするといった症状があらわれやすいです。
また、手術による耳の変形や傷が残ることもあります。
こうした場合、補聴器を装用していいか悪いか判断が難しいので、専門家である耳鼻咽喉科の医師による診察が必要になります。
最近3カ月以内に耳漏があった
先ほどの耳だれがこれにあたります。
よくある症状としては、耳の中が細菌感染したケース(中耳炎)ですが、耳だれは重篤な病気でも発症するケースがあるので、たとえ痛くなくても耳鼻咽喉科を受診してください。
最近2カ月以内に聴力が低下した
急激な聴力低下は、耳に病的な症状が発生している可能性が高いです。
こうした場合、すぐにでも耳鼻咽喉科を受診することが大切です。
早期に処置をすれば回復する可能性が高く、放っておくと聴力の回復が難しいばかりでなく、聴力を失ってしまう可能性もあります。
最近1カ月以内に急に耳鳴りが大きくなった
耳鳴りは加齢が原因の難聴に関係していることが多いので、誰しもが発症する可能性があります。
耳鳴りの原因は、病気や心理的ストレスなどさまざまですが、早めに受診することで軽度ですむ可能性が高くなります。
放置すると重症化が進み、完治が困難になりますので一日でも早く耳鼻咽喉科を受診してください。
外耳道に痛みまたは、かゆみがある
外耳道(耳の穴)が炎症または腫れている可能性があります。
原因としては、耳掃除のしすぎやイヤホンの長時間着用など物理的なものから、湿疹・中耳炎・カビなど病的なものまであります。
補聴器を着けると余計に症状が悪化する可能性がありますので、耳鼻咽喉科の診断が必要です。
耳垢が多くたまっている
耳垢が多いと難聴を招くだけでなく、補聴器の故障の原因にもなります。
また、加齢により耳垢は溜まりやすく、
耳かきは立派な医療行為です。
保険も適用されますので、心配な方は年に1~2回は耳鼻咽喉科を受診して、定期的に耳の状態を診てもらうとよいでしょう。
聴力測定の結果、平均聴力の左右差が25dB以上ある
聴力に偏りがある場合、悪い方の耳に何らかの病気が潜んでいる可能性が考えられます。
また、実際に聴力測定をすることで補聴器装着時の調整にも役立ちますので、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
聴力測定の結果、500、1000、2000Hzの聴力に20dB以上の気骨導差がある
気骨導差とは、「気導」と「骨導」の差です。
気導と骨導は、それぞれ以下のような意味です。
- 気導…耳介や外耳道を通じて音を聞くこと(一般的な音の聞き方)
- 骨導…側頭骨から音を聞くこと(骨伝導イヤホンでの聞き方)
気骨導差が大きい場合は「伝音難聴」の可能性があり、治療が優先されます。
「伝音難聴」について詳しく知りたい方は、「難聴の原因は? 症状別の原因と対処法について」の記事をご覧ください。
まとめ
補聴器の禁忌8項目について解説しました。
補聴器を装着しても、耳の病気が悪化してしまっては意味がありません。
また、耳の病気がある場合は補聴器の装用よりも優先して治療することが必要です。
これ以外にも何か耳に異常や不安がある場合は、耳鼻咽喉科を受診してください。
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